骨粗鬆症 - 大丈夫ですか?
人間の骨量は、骨格の成長とともに20歳ぐらいまでぐんぐん増加します。
成人期にピークを向かえ、その後、中高年期になると徐々に減少していくのが一般です。
したがって、高齢になって骨粗鬆症にならないためには、この成人期のピークをいかに高くもっていくか、そして、中高年期以降の下降をいかに食い止めるか、が大切なポイントとなります。
成人期のピークの骨量を「ピーク・ボーン・マス(最大骨量)」といいます。
たとえば、もっともカルシウムを多く必要とし、成長しなければならない少年期や青年期に無理なダイエットをしたり、過度の運動をすると、高めなくてはならないピークが、低いままで終わってしまうことになります。
また、おやつにスナック菓子ばかりを食べていると、スナック菓子をはじめとする加工食品に多く含まれるリンがカルシウムの吸収を妨げてしまいます。
また、特に女性の場合、閉経期以降に骨量が減少します。ここで日ごろの生活をいかに過ごすかでも、「骨粗鬆症危険度」が格段に違ってきます。
食事でカルシウムを摂取することはもちろん大切ですが、家に閉じこもってばかりいて、身体を動かさないと、せっかく摂取したカルシウムを骨に蓄えることができません。また、アルコールの飲みすぎは、カルシウムの吸収を悪くするだけでなく、カルシウムの吸収を助ける働きをするビタミンDの作用を抑えてしまいます。
骨粗鬆症の予防や症状の改善には、食生活の見直しと同様に、運動も重要なポイントです。食べ物から摂取したカルシウムを、骨に蓄え、骨量を増やすには、身体を動かすことが大切なのです。
成長期には少しでもピークを高くするためにカルシウムの摂取とその定着に留意し、40歳をすぎたら、今度はせっかく高めたピーク時の骨量を減らさないように、またできることならさらに高めるくらいの気持ちで骨粗鬆症対策に取り組みましょう。